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アクリル削りだし

Mさまより30ヴェルファイアのウインカー部分
アクリルの削りだしでご依頼いただいております。

 
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ちょっとでも楽しんでいただけたらと思いまして
あえてこのようなラフ画を載せています。
 
作ってる感じ が少しでも伝わるといいですが
加工物というのはカタチになるまでキレイな絵にはなりません笑
 
削りだし というのは
その名の通り、ブロック状のアクリルから
削って成形する という手法です。
 
普段は ~10mmまでのアクリルを多用しますので
レーザー加工機で対応できますが
今回は25mmを使用しますので、今のレーザー加工機ではとても無理です。
8桁万円だせばあると思いますが、当然うちみたいな弱小店には無理・・・苦笑
 
25mmというと、ライトの加工で使うにはかなり分厚いほうです。
参考になるか分かりませんが、手の厚みより随分太いです。

 
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ピンルーターという道具を使って、荒削りを行います。
その際、微妙なラインのずれを修正できるように
1mmほど大きく削りだします。

 
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そこから、ルーターという道具で
プラスオフセット分を削る、という感じです。
 
下の画像で、アクリルの断面が3段階ぐらいにラインが入っていますが
これは、25mmを一度で削ってしまうと
負荷が大きすぎてビットが折れるため
段階的に削りだしているためです。

 
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そのラインを消す という意味でも
この2度削りの工程は必要です。
 
1面を削るだけで
かつお節のようなアクリルのカスが出ます(^∇^;)

 
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これで、おおむねカタチになってきました。

 
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ここからエッジの処理と断面の磨きなどを行います。
 
上の画像の2つ以外にも、細かいブロックが多数あるので
削りだしていましたが
なんと、途中でビットが折れてしまいました。
 
新たなビットを装着し、続きを作業していましたが
若干の誤差が出まして・・・・・・
細かいブロックは全てやり直し、となりました。
 
淡々と書いていますが
結構ショックです(T∇T)
 
ここで意気消沈
気分転換に、こうしてブログを書いています(;・∀・)
 
加工には、このようなアクシデント的な側面もあるので
加工作業で納期を確定させることは難しい
というのが、ご理解いただけると幸いです。

 

少し気持ちが落ち着いたら再度チャレンジですね。
Mさま お待たせして申し訳ございませんが
引き続きよろしくお願いいたします m(_ _)m

 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

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